裏庭ピットマスター ☆YASUNAGAYA☆ 自宅でスモークBBQ!

スモークBBQの本場、テキサスで流行りのブリスケット、プルドポークを紹介。塊肉の処理の仕方や調理方法、自宅の裏庭で作るコツなど。テキサス旅行記も。

【BBQレポート】初ドラム缶BBQで最高のビーフリブ

ドラム缶スモーカー(UDS)で初めてのスモークBBQ。お肉は頂き物のビーフリブです。前日から氷水解凍して12時間で完璧に解凍。塩コショウ1:1でRubして、UDSでスモーク開始。UDSにはは穴あきピザパンの遮熱板をセット、上の網にビーフリブを2枚並べました。4つの給気ベントは開度0,0,30,100で275°F目標です。

UDSの温度維持性能は凄いです。給気ベントを最初に調整して、1個めのビーフリブが完成するまでの5時間半ほとんど放置でした。2個めは8時間半後にテキサスクラッチして10時間で完成。

さて、出来の方ですが、過去最高のビーフリブでした!Louie Mueller BBQで食べたBeefribより美味しかったです笑。

UDSはウォーターパンが無いので肉の乾燥が心配でしたが、まったく問題なく、むしろめっちゃモイストでした。UDSは肉汁が炭に落ちて水蒸気を発生するので、ウォーターパン不要と言う人がいますが、あながち巷談俗説とも言い切れないのかもしれません。

今日のビーフリブ動画。音がモイストです笑


Beefribs #yasunagaya

ミニドラム缶スモーカー(mini UDS)計画 

f:id:yasunagaya:20180331181027j:plain

mini UDS製作例:My Mini UDS - The Texas BBQ Forum

 

200リットルのアグリードラムスモーカー(UDS)を完成させたばかりですが、小型版(mini UDS)が欲しくなったので、とりあえず計画をしてみました笑

ドラム缶
調べてみたところmini UDSは15〜16ガロン缶を使うことが多いようです。ところが国産のドラム缶だと直径と高さが中途半端で、網やフタに既成品が流用できません。US16ガロン缶が欲しくて調べてみると、海外のオイルやガソリンの50リットルか60リットル缶が良さそう。これらの缶は全てクローズドタイプなので切断時の安全等から、ガソリン缶はではなくオイル缶が候補になります。オイル缶の場合、塗装や中の残留物の除去のため、ドラム缶を一度燃やす必要があるのが難点ですが、小さいからなんとかなるかな。

チャコールバスケット
今回同様、エキスパンドメタルで自作する予定です。今回の余った材料で十分足りるはずです。直径はドラム缶の直径マイナス100mmくらい、高さは200mmかな。

網とフタ
個別に網とフタを買うよりも、14インチの中華チャコールグリルを買って部品を流用するほうが安いです。

給排気関係
給気は今回同様キリ穴にマグネットでもいいのですが、ちょっと違うことも試したいので、ニップルやボールバルブを使うかも。

問題はかみさんの承認をもらっていないこと...

 

UDS製作記はこちら

yasunagaya.hatenablog.com

 

テキサスBBQ視察記 その5 Stiles Switch BBQ & Brew

今回でテキサス視察レポートの第5回目ですが、これまで時系列にレポートしていなくて、自分の記憶も曖昧になってきたので訪問先を整理しました。

1日目 2017年11月3日(金)

2日目 2017年11月4日(土)

3日目 2017年11月5日(日)

  • 昼 Texas Monthly BBQ FEST
  • 夜 IN-N-OUT(非BBQ)

4日目 2017年11月6日(月)

5日目 2017年11月7日(火)

  • 昼 THE SALT LICK BBQ(空港店)

2日目は朝昼晩BBQですね笑
テキサスBBQ視察関係のレポートは今回入れて残り4回です。


さて、テキサスBBQ視察2日目の夜に行ったのはStiles Switch BBQ & Brewです。実は初日の夜にも来たのですが、行列に並んでる途中でブリスケットが売り切れとのアナウンスがあったので、店を変えて2日目にリベンジしました。

この日は朝Snow's昼Louie MuellerとBBQづくしだったので、同行した平野くんと福田さんはひょっとしたら非BBQな気分だったのかもしれませんが、結局BBQを食べることになりました笑
お店に入ると大行列です。動画にはちょっとだけ私達が映ってますね笑

youtu.be

Stiles Switch は2011年に創業したお店で、Louie Mueller の先代オーナーBobbyの元で9年間働いていたLance Kirkpatrickがピットマスターをしています。私がオーダーしたのは3種のBBQコンボプレートで、ブリスケット、ポークリブ、ターキーを選びました。福田さんは2種、平野くんは日和ってバーガーでしたね笑 

味の方ですがやはりLouie Mueller出身だけあって、コショウがヘビーでla BarbecueやFranklin BBQのような流行りの薄めの味付けはありません。師匠の教えを守ってるのですね。かっこいい。

 

というわけで、朝昼晩BBQ三昧の一日が終わり、いよいよ翌日は今回の視察の目的、TEXAS MONTHLY BBQ FESTです。

 

テキサスBBQ視察記 その4 Black's Barbecue


テキサス初日の夜はBlack's Barbecueでした。

これまでのレポートはこちら。

yasunagaya.hatenablog.com

yasunagaya.hatenablog.com

yasunagaya.hatenablog.com

 
Black's Barbecueは、1932年にテキサス州ロックハートで創業した家族経営のお店で、現在のオーナーは3代目となる老舗店です。今回はオースティンのお店の方に行きました。お店に入るとお昼に行ったla Barbecue同様、BBQが山のように盛られたテーブルが目に付きます笑。カメラを向けるとガチムチお兄さんたちがポーズをとってくれました。肉よりもサイドの量に驚愕です笑


Black'sはブリスケットのモイストかリーンが選べましたので、それぞれ0.5ポンドづつオーダー。ブリスケットをカットしてるところの動画です。

youtu.be

ブリスケットは1ポンド約17ドルと他店と比べて若干リーズナブル。ブリスケットは立派なバークで美味しくいただきました。他の店と同様パンは食べ放題でした。さっきのお兄さんたちは2斤ほど食べてましたよ笑

Black'sのブリスケットは独特な方法で調理するそうです。まず、ロティサリーマシンで薪を焚いて8時間スモーク。なんとその後数日間冷蔵保管し、最後にレンガの窯で4時間スモークするそうです。燻製と仕上げを別工程にしているのですね。かなり手の込んだ調理方法です。値段をもうちょっと上げてもいいんじゃないでしょうか笑。当時はそんな作り方の事は知らなかったわけですが、先代から引き継がれたこだわりがBBQファンを惹きつけるのでしょうね。夜の遅い時間でしたがお店は賑わってました。

 

テキサスBBQ視察記も漸く半分くらいレポートできたかな。忘れないうちにレポート完結させないと。。。 

 

さらに続きます

アグリー・ドラム・スモーカー(UDS)製作記 最終回 塗装と初スモーク

アグリー・ドラム・スモーカー(UDS)にロゴを塗装しました。

スモーカー本体はYASUNAGAYAとOCTAGON BREWINGのロゴ with Hamster Spin印給気ベントとTeam Austin仕様。フタのYASUNAGAYA BARBECUEは、本体のYASUNAGAYAロゴと同じく@k008300がデザインしました。かっこいい。。。

 

初スモークはベーコン。ベーコンは1週間キュアリングの後、スモーカー庫内温度200°F前後で肉温度160°Fくらいになるまでスモークします。22インチの網は3.6kgのベーコンを寝かして置いてもまだ余裕があります。

初UDSの感想ですが、Weber Smokey Mountain 18"よりもさらに温度コントロールがしやすい気がしました。4つある給気ベントの開度0, 0, 0, 100で約180°F、0, 0, 30, 100で約225°F。0, 0, 100, 100で約300°Fで安定する感じ。スモークBBQするだけなら20φの給気ベント3個で十分かも。それと、気密性が高いせいでしょうか、WSMよりも豆炭の消費が少ない気がします。

出来上がったベーコンは早速美味しく頂きました。これからはUDSがメイン機になります。楽しみ。

 

 UDS製作記の過去記事はこちら

yasunagaya.hatenablog.com

 

yasunagaya.hatenablog.com

 

yasunagaya.hatenablog.com

 

yasunagaya.hatenablog.com

 

アグリー・ドラム・スモーカー製作記 その4 使用材料・工具、総費用、シーズニング

今回はドラム缶スモーカー(UDS)の作成に使用した材料・工具、かかかった費用についてレポートします。これまでの記事はこちら。

yasunagaya.hatenablog.com

 

yasunagaya.hatenablog.com

 

yasunagaya.hatenablog.com

 

材料

今回使用した材料は次のとおりです。
普通に流通しているドラム缶を使う場合は、ドラム缶を燃やして塗装やライナーを焼き払った後、磨いて鉄生地の状態にする必要があります。我が家の近所でドラム缶を燃やす場所がなかったので、内外ブラスト処理済みの鉄生地のものを特別に購入しました。
食材用の網は手持ちのWeber Kettle用を流用。遮熱板保持用の網とチャコールバスケットは畳一畳分のエキスパンドメタルを購入して加工しました。また、食品の安全のためボルトナット類はステンレス製を使ってます。

本体

  • (1) ドラム缶: 200リットル オープンタイプ
  • (2) Weber Kettle 22インチ用網 
  • (1) φ560 エキスパンドメタル (遮熱板保持用)
  • (12) M6 40mmボルト
  • (12) M6 六角ナット
  • (24) M6 ワッシャー
  • (12) M6 スプリングワッシャー
  • (1) 揚げ物用温度計 
  • (1) Weber Smokey Mountain 用グロメット
  • (1) φ400 穴あきピザパン(遮熱板として使用)
  • (4) マグネット(給気ベント用)
  • (4) 栓抜き(給気ベント用取手)
  • (3) 耐熱塗料スプレー 黒 300ml

チャコールバスケット

  • (1) 200×1325mm エキスパンドメタル 
  • (1) φ400 エキスパンドメタル
  • (1) チェーン
  • (3) M8 100mmボルト
  • (3) M8 20mmボルト
  • (9) M8 六角ナット
  • (12) M8 特大ワッシャー
  • (6) M8 スプリングワッシャー
  • (1) φ400 ピザパン
  • (2) U字ボルト

塗装関係

  • (1) マスキングテープ
  • (1) 布マスカーテープ
  • (3) ロゴ塗装用マスキングシート

工具

工具で重宝したのはステップビットです。これ1本で小さい穴から大きい穴まで加工できます。Amazonで安いのを購入しましたが十分使えました。

  • PPバンド
  • 電動ドリル
  • ディスクグラインダー
  • ステップビット(給気、排気ベント、グロメット穴空用)」
  • ドリルビット(6.5mm ボルト穴あけに使用)
  • (1) 切断砥石
  • (3) 研磨ディスク(アルミナ)
  • 手動工具 (ドライバ, レンチ, Cクランプ, ハンマー,センターポンチ)

かかった費用

手持ちのWeber Kettleの網は手持ちのを使ったので、材料代としてかかったのは実質25千円くらい。工具は電動ドリルと手動工具の一部以外は新規に購入したので、8千円くらいかかりました。あと、ロゴ塗装用マスキングシート等で合計4万円くらいかかった計算になります。そう考えるとWeber Smokey Mountain 22インチモデルの米国内価格400ドルってのは凄く安く感じますね。

次回からは材料の一部は流用できるのと、工具代は不要なので、約2万円+網購入代程度で出来るのではないかと思います。既にミニUDSが欲しくなってきたので、割と速いうちに2台目の作製に取り掛かるかもしれません笑

シーズニング

完成後にシーズニングと言われる空焚きをしました。スモーカー内にサラダ油を塗布して、豆炭とウッドチャンクをチャコールバスケットに投入して12時間ほど空運転。週末にはベーコンをスモークして見る予定です。楽しみ。

アグリー・ドラム・スモーカー製作記 その3 製作

ドラム缶調達、設計に続いて今回はいよいよアグリー・ドラム・スモーカー(UDS)製作です。

 

yasunagaya.hatenablog.com

 

yasunagaya.hatenablog.com

 

ドラム缶の穴開けと研磨

まずはドラム缶に穴開けするために採寸します。網用のボルトと給気ベントの穴位置を、PPバンドとマジックを使って16ヶ所マーキング。PPバンドをドラム缶の周囲に巻いて2つ折り、4つ折りにして、180°、90°のマーキングを行った後、電動ドリルで穴開けしました。フタには排気用の穴を8個開けました。

今回ブラスト済みのドラム缶を購入したので、直接塗装してもよかったのですが、表面に若干サビが出てたので念のためにディスクグラインダーで研磨しました。

チャコールバスケット製作

ドラム缶と同じくらい大事なのが、木炭を入れるチャコールバスケットです。チャコールバスケットは木炭を入れる籠、網、灰受け皿、ハンドリング用チェーンの4パーツから構成されます。籠と網はエキスパンドメタルで、灰受け皿はアルミパンを使って製作しました。エキスパンドメタルを切断し、各部品をボルト止めして完成。ちなみに今回購入した1畳分のエキスパンドメタルで3個のチャコールバスケットが作れます。

塗装と部品取り付け

塗料は耐熱塗料のマットブラックを使いました。300mlのスプレーを3本使って、合計5回スプレーして完了。塗装後に網用のボルトとプローブ用のグロメットを取り付けて完成。給気ベントのマグネットの取手にはハムスタースピンの栓抜きを使用してみました。シーズニングと呼ばれる空焚き後にBBQに使ってみることにします。