テキサスBBQ視察記 その3 Louie Mueller Barbecue
昨年11月にBBQ仲間達とBBQの本場テキサスに視察に行きました。このシリーズでは視察で巡ったBBQレストランやフェスなどについてレポートします。
これまでのレポートはこちらです。
今回はSnow's BBQの後、すぐに向かったLouie Mueller Barbecueです。
Louie Mueller Barbecueはテキサス州テイラーで1949年に創業し、現在は3代目のWayne Muellerがピットマスターをしている超老舗店です。
創業者のLouie Muellerは、綿花の収穫時期に出稼ぎくる労働者のために、BBQレストランを始めたそうです。創立約70年と流石に歴史を感じさせる建物です。
店内も趣きのあるいい雰囲気です。少し行列していましたが、Snow'sBBQほどではなくすぐにオーダーできました
ここでは、テキサス一番というビーフリブがお目当て。あとはブリスケット、ソーセージをオーダー。Snow'sBBQの後なので少なめです。彼らは白色のブッチャーペーパーを使っていて、ブッチャーペーパーを使ったテキサスクラッチは彼らが最初に始めたそうです。
しかしRubの量が今までのお店よりもめっちゃ多いです。また、Rubの配合は、塩1、コショウ9とコショウリッチ。実際コショウの味しか感じませんでした笑。これまでla BarbecueやSnow'sBBQで食べた流行りの薄味とは真逆です。
おそらく、70年前の綿花労働者向けの濃い味付けと、冷蔵庫など普及していなかった時代の保存料としての効果も狙った味付けなんでしょうね。
食べた時は正直、味付けを間違えたんじゃないかと思うくらいでした。しかしこうした歴史を知ると、テキサスの昔ながらのBBQを楽しむというのがというのが、Louie Meuller Barbecueで食す時の正しい心得なのかもしれません。決して単に味の濃いBBQ屋さんではないです。今思い返すと、お客さんもそういったことを心得た方が多かったような。
テキサス視察記は更に続きます。