スモークBBQのお肉について ブリスケット
スモークBBQのお肉って？
アメリカのBBQレストランで提供されるお肉は、ブリスケット、ビーフリブ、ポークリブ、プルドポーク、スモークチキン（ターキー）、ソーセージ等があります。これらのお肉について紹介していきたいと思います。今回はブリスケット。
ブリスケットって？
スモークBBQといえばブリスケット！ブリスケットは牛の胸肉で、体重を支えるため筋肉が多くて硬いお肉です。日本では肩バラと呼ばれていて、あまりお店でお目にかかることは無いですが、アメリカではスモークBBQのド定番であり王様です。去年視察したテキサスのBBQレストランでは、どのお店でもメニューの一番上にありましたし、殆どの人がオーダーしていました。
お味の方は？
なので調理の難易度は最高レベル。硬い肉をモイスト＆テンダーに焼くのは相当難しく、アメリカのBBQマニア達はブリスケットが上手に焼けた時は、SNSやYoutube等で披露して大喜びしています。Low&Slowでじっくり10時間以上かけて調理されたブリスケットは、自重で千切れるほど柔らかく、かつ旨味たっぷりです。もちろん私もブリケットを調理する事が多いですが、なかなか納得するレベルで焼くことはできません。
どこで食べられるの？
日本にもスモークBBQのお店がありますので、ブリスケットを食べたければお店に行くのが一番簡単ですね。東京都内で何件か食べた中では、Low&Slowのレベルはかなり高かったです。TEXASのレストランと遜色ないレベルだと思います。
それと、私の友人で一緒にTEXASにBBQ視察に行った平野君プロデュースのクラフトビール店、Octagon BrewingでもTEXASスタイルブリスケットを提供する予定とのことですから乞うご期待。あとYASUNAGAYAのBBQイベントでもご希望があればもちろん焼かせていただきます（笑
買ってみたいのだけど？
日本で買えるブリスケットはオーストラリア産、ニュージーランド産、アメリカ産、国産です。オーストラリア、ニュージーランドは牧草飼育なので、脂肪分が少なくスモークBBQには向きません。国産牛は体格が大きいためブリスケットも10kg以上と巨大で、また値段も高いので現実的ではないです。アメリカ産は脂肪量が適度で大きさは5kg前後、値段もそこそこ安いです。というわけでアメリカ産一択となります。ブリスケットはアメリカでは普通にスーパーで売ってますが、日本の小売店で探すのは至難の業です。特に日本でアメリカ産を扱ってるのは業者用のお店だけなので、個人で入手するのはなかなか難しいのが実情です。まあしかし、方法がないわけではありません。
自分で焼けますか？
もちろん焼けます。お手軽なのはWeber Kettleを使う方法ですね。Youtubeでいろんなレシピを探すことも出来ます。私は最初の頃はこちらの動画を参考にしていました。
BBQ Brisket recipe by the BBQ Pit Boys
Lean or Moist
ブリスケットはFlatとPointという2つの部位で構成されています。Flatは赤身肉でPointは脂肪多めです。調理するとFlatは脂肪分少なめでスモークリングくっきりに、Pointはジューシーなとろとろ状に仕上がります。なので、脂肪が少なめが好きな人はFlatを、ジューシーなお肉が好きな人はPointをお勧めします。でも、通常BBQレストランではそれらは特段区別していないので、注文する際にFLATかPointか伝えることになりますが、TEXASのレストランでは通じないことが多いです。脂肪少なめはLean、脂肪多めはMoistと言えば伝わります。肉屋さんでの用語とレストランでの用語の違いのようです。ちなみに日本ではLean、Moistも通じません（笑
出典：EATER
まとめ
- ブリスケットはスモークBBQの王様。めっちゃ美味いっす。
- 東京ではLow&Slowが美味しかった。（回し者ではありません）
- 浜松のOctgagon BrewingはTEXASスタイルブリスケットを提供予定！
- YasunagayaのBBQイベントでも食べられるかも。
- お肉はアメリカ産がお勧め。
- 自分で焼く時はYoutubeのレシピが役に立つよ。
- オーダーする時にLean、Moistと言えば通っぽいよ。
